男の縁―乙川優三郎自撰短篇集 武家篇 (乙川優三郎自撰短篇集 (武家篇))



男の縁―乙川優三郎自撰短篇集 武家篇 (乙川優三郎自撰短篇集 (武家篇))
男の縁―乙川優三郎自撰短篇集 武家篇 (乙川優三郎自撰短篇集 (武家篇))

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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作者の10年を思う

人の感じ方は様々だと思った。なぜ今自撰集か。ひとつひとつの作品に作者の努力と精進が現れている。一区切りの後、新たな挑戦が始まるのを期待したい。
練り込まれ、洗練された文章。主人公達の気持ちがじっくりと描かれ、決して多作ではない作者の作品への誠実さが改めて感じられる。何年後に読んでも、きっと新たな発見を与えてくれると思う。
特に「悪名」が気に入った。からりと明るいなかにしみじみと情感漂う風景。今こういう武家物をきちんと書いてくれる作家は意外に少ない。
何故?

 乙川のファンで、出る本は必ず買って読んでいる。次の作品を読めるのが楽しみで、いつも待ち続けている。なのに、自選短編集?単行本未収録作品が二編?その二編を読みたいと思う読者は、これを買わなくてはならない?そうしてこの本を買わせる?
 デビュー十年の記念というが、選集を出すには早過ぎるのではないか。
 彼の選集を買おうと思う者なら、既に収録の作品の多くを読んでいるだろう。彼の本は、まだそれほど多くは出ていないのだから。
 商売気がちらついて、読者を大事にしていない。そう思う。

 彼の新しい本が出た、と喜んだ私は、少なくとも、いろいろな意味で、出版社にも作者にもがっかりした。

 彼の短編は、どれもとても良い。深い味わいに満ちている。だから、一冊読んだらきっと他のものを更に読みたくなります。だから、買うなら他の本がいいです。どれを読んでも、「あ、これは読んだことがある。」という作品が混じっていては、ちょっと悲しくなりますから。



講談社
時雨の岡―乙川優三郎自撰短篇集 市井篇 (乙川優三郎自撰短篇集 (市井篇))
露の玉垣
芥火
椿山 (文春文庫)
武家用心集 (集英社文庫)




誰も書かなかった沖縄―被害者史観を超えて

誰も知らなかった皇帝たちの中国 (WAC BUNKO)

丹羽長秀―信長と秀吉を補佐した「信義」の武将 (PHP文庫)

丹下左膳(一) 乾雲坤竜の巻 (光文社文庫)

単一民族神話の起源―「日本人」の自画像の系譜

探偵沖田総司

探梅ノ家―居眠り磐音江戸双紙 (双葉文庫)

断頭台に消えた女王―メアリ・ステュアート (桐生操文庫)

男の縁―乙川優三郎自撰短篇集 武家篇 (乙川優三郎自撰短篇集 (武家篇))

男の肖像 (文春文庫)




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