誰も知らなかった皇帝たちの中国 (WAC BUNKO)



誰も知らなかった皇帝たちの中国 (WAC BUNKO)
誰も知らなかった皇帝たちの中国 (WAC BUNKO)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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初めて「中国」人と「中国」史を勉強してみたい方にお薦め。

著者の本を読むのは初めてですが、私個人の「中国」観とかなり似て、更にそれを学術的に論じているので参考になりました。

「漢民族」とはどういった人たちか、ユーラシア大陸の歴史を作ったそれぞれの民族の特徴・慣習とは、皇帝とは何か、「中国」史は正史にどのように描かれているのか、漢字のつくりを分析しその本来の意味とは、などいろんな「中国」を知ることが出来ます。
五つの王朝の5人の皇帝にスポットを当てつつも、秦の始皇帝から清王朝までの大局的な「中国」史の全体像が描かれているため、「中国」史を勉強してみたい人にもお薦めです。

それ程、ヴォリュームのある本ではないのですが、個人的に「中国」史はあまり強くないため、なかなか読み応えがありました。

皇帝を中心に見るとよくわかるChina

 見た目は日本人と似ているが、中身はよくわからない中国人。
彼らを理解するには、この大陸の歴史が皇帝を中心に
動いてきたことに留意すればよいという。

 皇帝はすべてを支配していたわけではなく、
流通を牛耳る会社社長のようなものだったらしい。
そこには領土という概念はなく、領民イコール被支配者でもない。
皇帝は彼らにとって利益代表でしかなかった。
体制が変わった今でも、
その歴史がもたらした精神性は簡単には変わらない。
国という意識が希薄であるのは昨日今日の話ではないのだ。

 漢から清の時代まで、主要な皇帝を分析することで見えてくる
Chinaには、やはり「同文同種」など幻想だと思わされる。



ワック
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