エトワール デラックス版 [DVD]



エトワール デラックス版 [DVD]
エトワール デラックス版 [DVD]

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クラシック・バレエの名門、パリ・オペラ座の舞台裏を収めたドキュメンタリー。日本公演に始まり、いくつかの公演のリハーサル、本番の様子を、ダンサーたちへのインタビューを織りまぜながら追っていく。オペラ座に初めて映画のカメラが入ったという意味でも貴重な1本だ。
驚かされるのは、最大限のテクニックを発揮するためにトップ・ダンサーたちが強いられるストイックな日常。ケガ、あるいは実力が落ちれば、密かに代役の練習を積むコール・ド・バレエ(群舞)のダンサーに取って代わられる。また、華やかなステージとは裏腹に、舞台袖に引っ込んだ瞬間、倒れ込む彼らの姿が、バレエがいかに過酷なものかを教えてくれる。ダンサーたちのコメントからは、バレエと私生活の葛藤や、衰える肉体とのシビアな闘い、それでも舞台に立つことに「麻薬」のように溺れる彼らの性(さが)が表出。選ばれた者たちも、人生のなかで最高の肉体を維持できる時間は短い。でも、だからこそ、その一瞬に懸ける姿が美しい、と教えてくれるのだ。(斉藤博昭)



白鳥は舞台裏でも美しく・・・

このドキュメンタリーは、パリ・オペラ座の舞台裏を追ったものです。
我々が舞台で目にしているのは彼らの人生の氷山のほんの一角でしかなく、いうなれば孔雀を正面から見ているだけだというのは、わかりきった話で、このドキュメンタリーが描く内容には、大きな驚きはありません。しかしここで描かれるのは、想像を超えた、徹底した献身と自己鍛錬が要求される世界です。ファッションモデルなどの舞台裏を描いたものと印象が大きく違うのは、前者にはある種の虚飾やいかがわしさがつきまとうのに対し、バレエの世界では、超人的な自己鍛錬と節制、規律、努力だけで自分を実現していくということです。「楽しく、みんなで」といった昨今の口当たりのよい教育論が入り込む余地はありません。「私たちは弱者を粉砕機のように踏み潰していくのです」などと、リベラル教育者が聞いたら目をむくような言葉が発せられます。「美」の表現には、かくも大きな犠牲と奉仕が要求されるのかとため息が出てきます。
しかし、そうやって得られた一片の無駄な脂肪もない彼らの肉体が、精神をぎりぎりまで張り詰めた中で躍動する様子はすばらしいの一言で、それは彼らの練習のシーンでいっそう際立ちます。「舞踏は人間の美の極致」とは川端康成の言葉でしたか、当然この「舞踏」とはバレエでなくてはなりません。
フランス人だけあって、皆、自分の心を言葉で表現するのが巧みで、エスプリの聞いた表現が搬出します。「私はバレエを生きているの。好きという言葉では弱すぎる」「(妊娠がわかって)舞台に出ることは今、とても楽しい。子供と踊っているから。」「心のケアは才能の開花のため。私たちは『才能の擁護者』なのです。」
バレエに興味がある方なら必見の、優れたドキュメンタリーです。

バレエという枠を超えたドキュメンタリー

素晴らしいの一言に尽きます。

バレエに精通してない人でも何となく聞き覚えのあるパリオペラ座バレエ団。
舞台がダンサーの栄光の場なら、このドキュメントはダンサーの苦悩や痛み、いわば舞台裏を偏ることなく色んな視点から見せてくれます。

世界トップレベルで踊るということ、その地位と引き換えに犠牲にしているもの。

ダンサー達の本音や葛藤には、バレエという枠を超えて心に訴えるものがありました。

辛いことや挫けそうなことがあったとき、心の特効薬として何度も見直してしまいます。

それにしても、舞台裏でも溜め息ものの美しさ。

バレエに詳しくない方も、詳しい方にもお勧めです。
芸術を極めるとは?を知る映画

この映画、劇場公開を見る機会がなく、ずっと見たいと思っていました。
NHK教育「スーパーバレエレッスン」で放映している、オペラ座バレエ団員のレッスンやコーチのマニュエル・ルグリを見て、やはりどうしても見たくなり購入しました。
買って正解。とても満足しています。
国家予算を投入され守られているオペラ座。その団員になるべく努力しているバレエ学校の生徒たち、表には出ない「代役」の存在、だれもがあこがれるエトワール、エトワール本人の苦労や本音・・・。バレエを知らない人でも「なるほど!」「こんな世界もあるんだ・・・」とうなるドキュメントだと思います。

収録作品とエトワールたち

ドキュメンタリー作品ですが、収録されている作品も映像化されていないものも含まれるのでバレエやパリオペラ座バレエに興味のある方にはお薦めします。

キリアン「小さな死」「優しい嘘」(舞台映像とリハーサル)
ベジャール「第九」(リハーサルと舞台映像)
「白鳥の湖」「ラ・シルフィード」リハーサルなど。

「第九」ではベジャールのインタビューも入り興味深かったです。
<エトワール>のタイトル通り、カメラがとらえるのは、現在のエトワールたちです。
ルグリ、オーレリー・デュポン、マリ・アニエス・ジロー、クレマリー・オスタ、イレール、ロモリ、ルリッシュ、アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネズなどなど。プラテルは引退公演のコメントも収録しています。他に、ミテキ・クドー、母親でありプリマだったポントワのバレエに対する考えや体験談なども充実。

またエトワールを目差す、カドリーユ、コリフェのダンサーたちの日常や苦悩など見どころが多く、リハーサル中のエレオノラ・アバニャートやメラニー・ユレルの姿も。写し出されるパリの街並みやオペラ座の重厚な内部、パリ・オペラ座学校などの映像も織り交ぜた満足できる内容だと思います。
バレエに全てを捧げたエトワール達

今まで見る事の出来なかった、パリオペラ座の舞台裏(ダンサーの
インタビュー・練習風景・リハーサル・公演)を見ることが出来て
大満足です。とっても貴重な作品だと思います。

9歳から厳しい環境でバレエの訓練を重ねる生徒達の真剣さ、
トウ・シューズで潰れて化膿したつま先のまま踊るダンサーの姿
には胸を打たれました。

「バレエとは、情熱。”愛”という言葉では弱すぎる」
というエトワール(最高位のダンサー)の言葉が、全てを物語っている
気がしました。

バレエファンは勿論のこと、何か目標を持っている人、
人生迷ったり挫けそうになっている方にも 是非見ていただきたい
映画です。

私は、何度も何度も、この映画を見て、ダンサー達の姿に
奮い立たされました。



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