娘は男親のどこを見ているか (講談社プラスアルファ新書)



娘は男親のどこを見ているか (講談社プラスアルファ新書)
娘は男親のどこを見ているか (講談社プラスアルファ新書)

商品カテゴリ:妊娠,出産,子育て,育児,幼児教育,母親学習
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事件が泣ければ星4つ

準強制わいせつ罪で実刑判決を受けたらしい著者。

その著書は今読むと、強烈な胡散臭さを放つが、
内容にはいいこと言っているとおもえる部分もあると思う。

著者の本性と著作の内容は一致しない事もあるのだろう。

本性、
というもの自体が、
あるのかないのかわからない事なのだとも思うし。


この本では、
男女の仲というものに対しての一つのわかりやすい見解を示してくれて、
そういうものかもな、と思える部分も結構あって、
参考にするぶんには悪くないと思う。

このたびうまれた私の子供が女の子だったので、
気をつけようと思うこともいくつかあった。

他人の悪口とかを、娘のみているところであまり言わないようにしよう、とか。

子供は親の本質をしっかり見抜くのだ。


他人の幸せを喜ぶ事ができ、悲しみを悲しむ事ができる。
そういう人格が理想的であるといことは、間違っていないと思う。
母親を深く愛している父親

 娘が尊敬するのは、母親を深く愛している父親なのです。
 自分の仕事に誇りをもっている父親にたっぷりと愛された娘は、将来結婚して子どもを産もうと思います。
 お父さんの愛は、女性の母性的能力を増大させ、それが歳と共に反映され穏やかで暖かい顔になっていくのです。
 お父さんが愛した量と、娘の夫の愛情の量が等しくなるのです。

 といったことが書かれています。
 著者は生物学者として、
「ヒトはどうやって人口密度調節をしているのだろう?」
という疑問をもち、「父と娘の関係」に着目し多くの女性を観察し、これらの傾向を見つけたと書いています。
 女の子のお父さんはもちろん、お母さんが読んでも、面白い本だと思います。

 家族が仲良く暮らすためにと願って書かれた本です。
動物行動学者による鋭い洞察力のエッセイ

一言で言うと「父親との幼児期の関係が、女性のその後の人生と男性との関係を規定する」という主張。ある意味恋愛論ともとれる。

娘は『性を超えた聖なる愛』を父親から感じると、『娘のサイン』をだして、セクシャリティの対象である女の体に反応しない聖なる愛を持つ男性(=父親)がこの世に存在するという体感を、男性との絆の出発点とする。逆に、父親(=男)から性的な視線を感じると、そのベースがなくて、不感症になりやすい。そして、父親からの娘の性的視線というのは、本当によくあるという。内田春菊さんの『ファザーファッカー』を思い出した。ただ「今現在の問題を、幼児期の成長過程や親との関係に還元する考え方」は、ありがちだな〜とは思いますが、ある種の真理でもあると思います。しかし、ここまで考察しているならば、では既にそうやって『育ってしまった』人の心を、解放に導く処方箋を著者は考えるべきなのではないか?それがなかったのが残念。ようは、父親に正しく愛された娘は、幸せな夫婦関係を築くといっているだけになってしまう。

それと、産業資本主義のおける夫婦つがいの『結婚』という制度は、女性を家庭に縛り付けて、分業効率を上げるための大発明です。結婚という制度が近代の特異現象であるという、ロマンチックラブの発生起源からの歴史的経緯からすると、やや『結婚という近代の制度』を、過度に信頼して、それ以外の可能性への指摘なしに感じます。動物学的に、組織を形成するストレスの軽減のために、つがいによる「承認」のシステムを取り入れ人類は繁栄したという指摘は、鋭い。ただ、それが一対一な必要性があるかどうかは疑問。近代の結婚制度の崩壊過程を分析している岡田斗司夫さんの『フロン』『恋愛自由至上主義宣言』等を同時に読むと興味深い。
おもしろい

私にとって最も価値があると思ったのは、メンタリティの異なる男と女がなぜ夫婦になるのか、そしてなぜ子供を含めて家族を育んでいくのかを実に平易な言葉で説明している点。しかも説教臭くないのがよい。また表題にあるように、娘が父親の何をどうやって見ているかを説明しながら、なぜ娘に受け入れられないか、その原因はなにか、解決策はあるのか等々、娘との関係維持・改善の手だてを紹介しているセクションも分かりやすい。筆者は動物行動学者だそうで、娘が年齢に関わらず父親を見る動物的視点を説明しているのは新鮮。
ギョッとさせられた

 父親に傷つけられた女性は、結婚後無意識に夫に復讐する、という話にはギョッとさせられた。些細なことで大喧嘩になり、原因もはっきりしないのだが、実は幼少期の環境に問題があった、というのは確かにありそうな話である。そういう女性と知らずに結婚してしまったら...? 本書には対応策も書かれている(上手くいくかどうかは分からないが...)。

 3章の「妻との絆」は少し説教くさくて、あまり面白くない。しかし全体として、著者の指摘には「なるほど」と思わせるものがある。著者は動物行動学者で、本書のテーマは必ずしも専門ではないが(追記に説明あり)、その洞察力は本物と言える。



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